おばあさんと半日を過ごして

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週末、仕事が休みの日に祖父母に会いに行った。

半身麻痺になってから、ずいぶん動く範囲が狭くなった。

小さい頃は一緒に住んでて、よくバイクに乗って出かけて行くイメージだったけど、もう家から出ないし、家から出ないだけじゃなくて椅子からほぼ動かない。

1日を座って過ごす。誰かと何かを話すわけでもないし、テレビを見るわけでもないし、本を読んだりするわけでもない。

 

自分が小さい頃、おむつを替えてくれて、お世話をしてくれたはずの祖母だけど、今の姿からは想像できない。

私やいとこの名前も分からなくなってきてる。

悲しいけど、それを悲しんでるところを見たらきっと祖母まで悲しくなるから、笑顔で話しかけることを心がける。

そのくらいしか今はもうできないから。

 

でも、そんな祖母でも祖父には心を開いてるのが分かる。

笑うだけじゃなくて、祖父には怒るし、悲しそうな顔もする。

いろんな感情を出して、甘えてる。

眠いのを邪魔されると八つ当たりするし、お腹が減るとご飯食べたいって言う。

 

7年ぶりに会った時、そんな2人のやりとりを見てて苦しくなったのを覚えてる。

どうにかならないかなって。

でも、今見ると、安心する。落ち着く。

良い歳のとり方してるなぁ、いいなぁ、って。

 

ばあちゃんはじいちゃんに甘えて、じいちゃんはばあちゃんの力になろうと尽くして。

今まで何十年も一緒にいる中で築いてきた2人だけの関係があるのって素敵だなって思う。

 

自分が結婚するなんて今は思えないけど、もし歳をとった時、隣に同じ時間を共有できる大切な人がいたらどれだけ幸せだろうって考えた。

喧嘩をしても、嫌なことがあっても、何があってもずっと一緒にいることを選んでいけるような人に会えたら最高だね。